治山・林道工事コンクールおよび林道維持管理コンクールは、施工管理技術の向上、林道の維持管理業務の推進を目的に昭和42年から県の主催で実施されてきました。この活動の趣旨などを踏まえて、昭和48年度から本会が主催することとなり、今日に至っています。
また本会では、平成12年から全国レベルで取り組まれている木材の需要拡大の推進と連動して、治山林道事業における木材使用工法の開発とその技術向上を図る視点から木材使用工事コンクールを実施しています。このような本会の取り組みが、平成12~14年度において本県森林の最大資源であるスギ材を活用した全国最大規模の本格的な木造車道橋(橋長140.0m、幅員7.0m)の建設にも繋がり、本県スギ材の新たな需要拡大と土木技術の進展を促しました。
これらのコンクールの実施については、本会で定めた実施要領により、県工事検査専門員などの外部委員を委嘱して審査委員会を開催し、知事賞、会長賞など部門別に受賞者の公平な選定を行っています。
さらに、各部門における最優秀賞(知事賞)の受賞者は、社団法人日本治山治水協会、日本林道協会主催の全国レベルのコンクールに推薦しており、これまでにも最優秀賞である農林水産大臣賞をはじめ、優秀賞の林野庁長官賞など多くの受賞に輝いています。